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復刻特殊器台&現代陶芸展「原点帰」

吉備特殊器台復刻プロジェクト
平成27年1月17日(土)〜25日(日) 瀬戸内市立美術館3Fギャラリー

作家:平川忠・赤井夕希子・森和彦・伊勢崎淳・小山月泉・ジョン トーマス ウェルズ・横山伸一・橋本勘介・小山真吾

2015年1月20日

備前焼作家の平川忠さんからご案内いただき、展覧会に行ってきました。NHK、RSKテレビでも紹介されていました。
「吉備の土の持つエネルギー」に圧倒され、自らも「原点回帰」を考えさせられるような素晴らしい展覧会でした。
1/20は平川忠さん、赤井夕希子さん、森和彦さんが案内してくださり、とても良い時間が過ごせました。



「吉備特殊器台」とは、弥生時代後期(2世紀ごろ)に吉備で生まれた筒型の土器です。華麗な文様に丹で赤く装飾され、王墓の埋葬祭祀のために「特殊壺」と共に立てられました。特殊器台は、吉備がヤマト王権の成立に深く参画したことの現れだとされています。
特殊器台の高さ90cm〜1m、壺が50cmと焼き物としてはかなりの大きさです。

今回参加した備前焼作家は、「備前焼の原点」が「特殊器台」にあると考え、「成型技術と美的感覚は現代の備前にまで受け継がれている」と証言しています。

復刻にあたり、当時の美的感覚、科学的に非常に優れた技術に驚き、誠意を込めて作成したそうです。作品からは、自然と大地、宇宙との繋がりの中で人間が存在していたことが強く伝わってきます。

現代陶芸では、それぞれの作家が復刻を通じてインスピレーションを受けて作成したものも多く、今までに無い「備前の土」の新たな世界感に、強い刺激を受けました。

平川忠作品





赤井夕希子作品

森和彦作品




伊勢崎淳作品

小山月泉作品

ジョン・トーマス・ウェルズ作品




横山伸一作品

橋本勘介作品

小山真吾作品